まずは、工程表でカレーの作り方を確認します。
おいも掘りで穫れた大きな「じゃがいも」の切り方を教えてもらいます。
では、自分で切ってみましょう。包丁で指をきらないように、「猫の手」にしてね。
次に、にんじんです。細長い野菜はどこから切るのかな?先生に教えてもらいながら、小さく刻んでいきます。ちょっと、こわいかも・・・。
お家でも練習していた子は、怖がることなくスムーズに切れますね。さまざまな道具操作を学ぶことは幼児期の手指機能の発達を促進します。
自分で切るだけでなく、お友だちの切り方を見て学ぶ観察学習も大切です。どこに力を入れればいいのか、先生のことばと動きを関連づけながら学んでいきます。共に学ぶなかで、「ボクもやりたい」「うまくできなくて、くやしい」気持ちの調整力がついてきます。やる気、意欲は対人的コミュニケーションを基盤として育っていきます。
子どもたちの活動には動機が必要です。この活動にはお友だちと一緒においしいカレーを食べたいという動機が明確です。そして個々の目的に応じて行為が形成されていきます。さらにその行為の遂行には対応した操作の習得が求められくるのです。動機、行為、操作のつながりを意識した活動を組織することが保育者の仕事です。
具材が入り、煮込んでいきます。焦げつかないように、よくかき混ぜていきます。
完成したようです。そろそろ盛りつけです。
ようやく、カレーの完成です。みんなで力をあわせて作ったカレーは最高においしいね。いっぱいおかわりしてね。